「絵本からはじまる自然体験」プログラムは、9回予定されていました。
そのうち、前日のうちから中止にしたのが
13:00と14:30から2回予定されていた「旧類人猿舎探検ツアー」。
こちらは、動物舎のバックヤードを抜けて、動物の気持ちになるみたいに、
昔、チンパンジーが園舎の中にいた場所。
外から見ると、ちょうど中で見学している参加者が「人間」として
お客さんに見られるという、多摩動物園の東京動物園ボランティアーズ
の協力で行う面白いツアーでしたが、雨天で場所が滑りやすくなるため
中止となりました。
11:30からの「どんぐりを知る森の中」のプログラムは、小学生を
対象としたプログラム。
絵本も少し難しくなりましたが、いつも森の中で活動している
樹木・環境ネットワーク協会のグリーン・セイバーのスタッフの
話に引き込まれていました。
小さなおみやげも用意されたこのプログラムで、どんぐりに興味を
もってくれた親子が多かったようで、「またライオンの森にきます。」と
お父さん。男の子の手には、クラフトにつかったどんぐりをギュッと
握られていて、改めて晴れではなかったことを残念に思いました。
13:30からは「森のお顔づくり」、
14:00からは「つくろう!秋の色のおべんとう」が再び行われ、
午前中以上の歓声の中でプログラムが進行していました。
雨天で、クラフトプログラムに集中しやすかったこともあり、
それぞれ時間をオーバーしながら、自然への興味が高まった
時間になっていまいた。
「森の読み聞かせ」は、それぞれの会場で4回ずつありましたが、
自由参加のプログラムで、雨天のためにスケジュールも変わって
しまったご家族にも多くお越しいただき、
「参加できますか?」とゆったりした時間を楽しんで帰られました。
今回のプログラムは、絵本と自然のいろいろな入口があり、
ご家族、子どもの体験に合わせてチョイスができました。
もし晴れていたら、室内では聞こえないような風の音、虫の音、
木の葉が舞ったりどんぐりがポトリと森を転がる音が聞こえた
ことでしょう。
また、音だけでなく色や光が多様に、絵本と声と、笑顔と合わさり
子どもたちにも素敵な影響を与えていくと思います。
参加者からもスタッフからも「また、やりたい!」「もっとしたい!」と
いう声が聞かれたのが印象的でした。
つづく
0 件のコメント:
コメントを投稿