金環日食が起こる前日の5月20日。
「100冊の絵本に出会う自然体験展Spring!」が、多摩動物公園内の雑木林『TAMAZO』で行われました。
タイトルのとおり、子どもと自然を絵本でつなぐ、そんな自然体験が今回のイベントのテーマです。
1日8回、絵本を入口とした自然体験プログラムを用意し、事前申し込みののべ親子33家族(83名)に体験していただきました。
普段から樹木・環境ネットワーク協会のボランティアチームにより丁寧に管理された雑木林も、ちいさな幼児がやってくる今回は、より低く目線をもって、フィールドが整備されました。
イベント当日は、企業のCSR活動や中学校の体験授業の時以上に、少しの段差も冒険に変わる小さな体験者たちがやってきました。
一番小さな参加者は、まだ首もすわっていない抱っこされた赤ちゃんで、お母さんに年齢を伺うと、1歳にもなっていませんでした。
申込みいただいたみなさんは、木漏れ日の中の気持ちの良い自然に目を細め、自然の気づかなかった表情や遊び方に驚き、改めて子どもたちの行動力と笑顔に喜んでいました。
今回は多摩動物公園ガイドボランティアのみなさんにも協力していただき、旧類人猿舎の特別公開も行うことができました。
動物を見る側から見られる側へ。300名以上の方が普段とは違う動物園の楽しみを満喫しました。
また、今回は雑木林の手前に自由に絵本を読んでいただけるスペースも用意しました。
雑木林から吹き抜ける風と太陽の光のもと、読み聞かせをするお父さんお母さんの姿も多く見られ、多くの方に自然体験の第一歩を楽しんでいただけたようです。
≪参加者の声≫
「動物園の中に、あのように遊べる森があるなんて知りませんでした。こどもたちは、「森」が大好きになり、木がたくさんある場所を見ると、「あれは、もり?もり!?」ってはしゃぐようになりました。これからも、出来るだけ森に出かけてあげたいと思います。」(2歳女児母・保育士)
「普段は入れない動物園の森に入ってのんびりすることができ、とても贅沢な時間を過ごすことができました。秋のイベントにも絶対参加します!」(5歳女児母)
「とても楽しかったようで、家に帰ってからもまた多摩動物公園に行きたいと言っています。」(4歳男児母)
「100冊の絵本に出会う自然体験展」は、10月28日(日)には、第29回全国都市緑化フェアTOKYOの一環としてさらに規模を広げて開催します。自然と小さな子どもたちをつなげるこのイベントに、ぜひみなさんもご参加ください。
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